Realtime Retail(bp SPECIAL): 店舗選びの第一条件は「好みの商品があること」 価格より品質や品揃えが重要
nikkeibpの関連サイトのリアルタイム・リテールが、「ビジネスパーソンの消費行動に関するアンケート」と題したアンケート調査を実施した結果です。有効回答数は、1,004人、男性94.8%、女性4.7%。
質問のなかに、インターネットでの買い物についていくつ尋ねています。
- 問10 インターネット通販サイトを訪れることは多いですか?
- 問11 実際に購入される頻度はどれくらいですか?
- 問12 インターネット通販の利点は何だと思いますか?
なかでも、問12の答えが興味深いところです。順位は、
- 好きな時間にいつでも購入できる
- 検索機能などで商品を探しやすい
- 価格が安い
- 好み・目当ての商品がある
- 品揃えが充実している
以下、「クレジットカードやコンビニ決済など決済方法が多い」「商品に関する情報が豊富」などが続きます。実は、3〜5位の3項目は、店舗(リアルの意味)選びの条件として上位に挙げられていたのと一致しています。リアルの店舗選びの1位は、「好み・目当ての商品がある」、3位が「品揃えが充実している」、4位が「価格が安い」です。
ところが、2位の項目が、インターネット通販の利点ではランクインしていません。それが、「品質・鮮度が高い」で、回答数は2.5%(25人)しか利点に挙げていません。(ただ、どうもアンケートの調査方法に問題があるのではと、個人的に疑問に感じるところはあるのですが)
回答者のプロフィールを見ると、ビジネスパーソンの消費と限定している分、偏りがあるのは事実ですが、それでも、「安心して」購入しているとはいえないような実態が浮かび上がってきています。
「利便性」の優位で購入している消費者が多いようですが、アンケートにあるように「消費者」を「顧客」に変えていくには、詳細な商品情報だけでなく、「質感や触感、外見、生活での利用シーン」など写真の画像から得られる情報以外の五感的情報をうまくライティングできるかが問われているのではないかと思います。