Sankei Web: 女性向けサイト、ブーム再燃 ネット普及で市場拡大
「第二次女性サイトブームの到来」といわれる美容や健康の口コミ情報を中心としたサイトがトレンドになっている現状を伝えています。
インターネット関連企業の間で、女性向けコンテンツ(情報の内容)を強化する動きが広がっている。ファッションや化粧品などの専門サイトを充実させ、広告収入の増加やネット商取引(EC)の売り上げアップに結びつける戦略だ。その呼び水となっているのが、利用者自身が掲示板に書き込む口コミ情報。買い物好きで身近な情報に敏感な女性の心理をとらえ、ターゲット層を絞りつつ市場を押し広げている。
データがあるわけではないのですが、女性向けのサイトを宣伝するのに有効な媒体は、皮肉にも雑誌やフリーペーパーとよばれる紙媒体ではないかと思います。
特に、フリーペーパー市場は増加の一途をたどっており、女性の読者層が多いと見聞します。それらの媒体にQRコードを掲載して携帯用サイトへ誘導したり、PC用サイトのURLを告知する方法を採用している企業も多いのではないでしょうか。
女性向けサイトは、インターネットの利用が急速に広まった平成十一−十二年ごろに数多く設立されたが、消滅する例も多かった。一方的に情報提供するだけで、女性の支持を得られなかったからだ。しかしその後、ネットの高速通信や携帯サイトが普及し、女性のネット閲覧時間が拡大。掲示板などへの書き込みに抵抗感が薄らぎ、口コミ情報が影響力を増した。
女性にとって、知識習得型のツールよりも双方向性情報獲得型としてインターネットを利用する機会の方が多いのかもしれませんね。ちょうど、普段、カフェやレストランで友人と話をするような感覚です。
一方で、男女共通にあるのは、雑誌やテレビといったマスメディアの一方通行的な情報に対する不信感です。価格.comやAmazonなど評価+口コミ系サイトが人気をよぶのと、"雑誌やテレビで伝えられない体験情報"と求めるユーザーの増加は関係しているといえます。
記事には、「@コスメ」が紹介されていましたので、興味のあるサイト運営者の方は、一度アクセスしてみてどのような情報を求めているのかユーザーの視点で閲覧してみてはいかがでしょうか。