2006年度にはブロードバンドの牽引役がFTTHに

nikkeibp: 2006年度にはブロードバンドの牽引役がFTTHに,野村総研が予測

一方,ブロードバンド市場に関しては,「2006年度以降にはADSL加入者がこれまでの増加から減少に転じ,市場牽引役がFTTHに交代する」(コンサルティング事業本部情報・通信コンサルティングニ部の桑津浩太郎上席コンサルタント)のが大きなトピックだとしている。ADSL,ケーブルテレビ,FTTH利用世帯の合計数は,2005年度の2154万世帯に対し,2010年度には2900万世帯に拡大する。そのうち,ADSLは1114万世帯,ケーブルテレビは299万世帯で,最も多いFTTHは1488万世帯と予測している。ブロードバンド市場の金額ベースの規模は,2005年度の9516億円に対し,2010年度は1兆2462億円に拡大する。

いよいよブロードバンドの牽引役がFTTHになると予測されたようですね.ただし,既存のADSLからFTTHへの移行は,この予測よりも停滞するとも指摘されています.理由は,「インターネット利用者の用途はWWWサイトの閲覧やメールが中心.ADSL利用者の30~40%は,現在のサービスに不満を抱いていない」からだそうです.

とはいえ,コンテンツ事業者は,先行方でFTTH向けのヘビーな動画や帯域をフル活用したサービスを提供してくるでしょうから,来年度以降,ますます楽しみです.

また,ポッドキャスティングにより,「映像・音声・テキスト」が融合したコンテンツをはじめて提供できるようになりましたから,

「ビデオiPodを利用してポッドキャスティング配信」

なんて販促キャンペーンも登場するでしょうし,配信専用のサービスがますます増えてくるのではないでしょうか?

さらに,オンラインビジネスのサイトも映像やFlashを駆使したビジュアライズなサイトに再構築し,今までとは違ったアプローチでサイトの価値を訴求してくるでしょうね.