CM化するニッポン

自動車実績:日産の不振深刻、操短や減産も

自動車大手5社は26日、5月の生産・販売実績を発表した。日産自動車の不振は深刻で、4月同様、国内の生産と販売・輸出・海外生産の4項目すべてが前年同月の実績を下回った。三菱自動車を除くトヨタ、ホンダ、マツダの3社も国内販売は前年割れで、ホンダは日産と同様に2ケタの減少だった。日産は、昨年9月まで国内外で大規模な販売増加活動に取り組んだが、同10月には反動で大幅なマイナスに転じ、その後も落ち込みを解消しきれずにいる。国内販売の減少は8カ月連続。昨年5月発売のミニバン「セレナ」など売れ筋の車種はあるものの、好調な軽自動車を除いた小型・普通車のマイナス幅は前年同月比20.4%減だった。

日産に何が起きているのだろう。もちろん知るよしもないし、販売不振の原因なんてわからない。誰か教えて。ちょっとスカタン向いたコメントを残しておく。先日だったか、日産はコラボレーションCM制作の発表した。パートナーはCXの番組。それを見たとき「ああ(日産は消費者を)なめているなぁ」と(自分がもし車を買うなら)消費者的感想を率直にもった。なにふりかまわずというか「日産、必死だな(汗」がにじみ出ていた。

なめられているというのはあくまで自分ならということ。なんのためにコラボレーションしているのかよくわからない。シナジーがありそうなメンツでもなさそうだし。なるほど、業界の先駆け、コラボレーションCMの無濾過一番搾りはあったと思う。つい先日、トヨタレンタカーのCMもコラボなので驚いた。CMなのか番組だかよくわからない、そのうちドラマのなかでCMを見ていてうっかりコラボだったとか(もっと複雑なコラボも)、スポーツ観戦しているつもりが実はコラボだったとか、もうなにがなんだかマトリックスのようなマーケティングがトレンドなのね、ってマーケティングコンサルタント執筆「へんなCMのつくり方」風本が棚にやってくる(のかな)。はてそれだけで買うのかな!?トヨタのマッシュアップ型コンセプトカーにジェラシーしてうちではあんな車作れないからせめて販売手法だけでも突っ走ったちゃった、そんなわけないだろな。まぁどうでもいいや、こんな話。

自分だけがこわいだけだ。それも視なければすむ話。ある意味コンマ何秒の刷り込みよりあからさまな分嫌みがなくてコワイ。トヨタの社員がピーでも報道されないぐらいコワイ。CM化するニッポンもおもしろいじゃないか。とめてくれるなおっかさん背中でいちょうが泣いているじゃないや背中でiPodが泣いている。SH902iが人気。でも乗り換えはauがぶっちぎり。不思議。それがユーザーだからおもしろい。

がんばれ日産。至極のエンジンRB26を積んだ32Rを世に送り出し日本中を虜にして33Rで嘲笑を買い、34Rで完成させたものづくり。エンジンとシャーシのこれ以上ない素晴らしいコラボレーションにエール。

CM化するニッポン―なぜテレビが面白くなくなったのか