灯り

車窓から街の灯りがみえる。ついているところ、ついていないところ。それらがかわるがわるやってくる。

都会がくれば次は住宅街、そして山間や郡部。一定のリズムで車窓の景色が変わり、また都会へもどる。灯りの明るさや個数もそれに比例する。

あらためて本邦の均一的なつくりにおどろいた。

通路で歯をみがきながら大きな窓に目をやるとたくさんの大型トラックが私に負けまいと追い越してゆく。灯りのないなかを走りぬけ何を運んでいるのだろう。