現在、マクドナルドは、全国すべての店舗で、同じ商品については同じ価格で販売しているが、原田社長は、マクドナルドだけでなく、全国展開している外食産業全体が、同一価格で販売しているという商慣習について、変更すべきだとの考えを示した。「東京も地方も同じ値段で売って良いのだろうか?東京で損して地方でもうかるのはおかしい。地域ごとの価格があってもいいのでは?真剣に考えている」-原田社長はこのように述べ、人件費や土地代の高い東京と、そうでない地方とで同じ値段で販売することはおかしいとの考えを明らかにした。
ここのところマックグリドルやメガマックなど新製品を発表するとき、「かくす」手法を採用しているマクドナルド。現社長は元Apple日本法人社長。なるほどと合点がゆきます。
さて、外食産業全体にまでよびかける「価格破壊」、興味津々です。
地方には東京ほど競合他社が出店しておらず、「マクドしか行くところがない」なんて可能性もあるかも。だとすると、単に価格の問題なのかブランド価値の低下なのか。あるいは別次元のアイデアがあって自社のみならず他社にまでよびかけようとしているのか。