日本人はラクターゼを持っている人が少ないそうで

以前、『病気にならない生き方』をレビューしました。そのとき読んだ印象として「牛乳は体に悪い」と私は受け取らなかったですけど。

「牛乳は体に悪い」は科学的根拠なし

医学や栄養学などの学識者16人で構成する「牛乳乳製品健康科学会議」(会長・折茂肇健康科学大学学長)は18日、米アルバート・アインシュタイン医科大の新谷弘実外科教授が著書「病気にならない生き方」(サンマーク出版)の中で、「牛乳を飲み過ぎると骨粗しょう症になる」などと記したことに対する公開質問状への回答書を公開、新谷医師の牛乳乳製品に関する主張は「科学的根拠がない」とする見解を発表した。

「科学的根拠」とするところに陥穽があるような。というのも、結局、「科学的根拠」に依拠した健康番組どおりに食生活を営むと、「科学的根拠」の矛盾が生じるわけでして。

で、何が言いたいかというと、人間も生物だととらえて、「大人になってまで牛乳を飲む必要がほんとうにあるのか」ということをもう少しグロテスクに考えみようということを新谷先生は主張したかったように受け取ってます。

人間の乳じゃなく、牛の乳であって、とうぜんそのまま飲むのではなく、「加熱殺菌」してます。加熱して殺菌すると、牛乳が含んでいる本来の「モノ」まで破壊しているかもしれないなんて疑問は? 殺菌工程を経てまで摂取する必要があるの?

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするのはどうしてか?

「科学的根拠」なんてあんまり跋扈させると原理主義化しかねない。「自分の身体に耳を傾けて」みることが大切だと思います。

病気にならない生き方 2 実践編

病気にならない生き方 2 実践編