強化

2009.09.03 曇り

06:14起床。朝は蒸し暑くなかった。正午前ぐらいからジワっときた。朝、一番に植物に水をやるとき、窓を開けてベランダへ出る。北から南へ 風が吹き抜ける。とても気持ちいい。この風が続いてほしいと毎朝願う。

朝から非生産的かつ非効率な時間を消費した。タスクをこなしているようで集中していない。何が気になっているのか自覚できないまま、表現できない感情が手を動かそうとすると邪魔する。アクセスログを分析してサイト設計を考えても、よいアイデアが浮かばない。そもそもアクセスログを見ているようで読んでない。奇妙な感覚に襲われ続けた。

15:49の新快速へ乗ってF先生の医院へ。17:00からミーティング。ここ数ヶ月の体感を自覚。思考の精度が向上するより、逓減しているようだ。言葉を発見できない。論理を展開できない。仮説を立てるより、発言者の暗黙知認識プロセスに注視しすぎて、言葉をそのまま受け止められていない。現場を知らずに質問する矛盾へ自己解を用意していないからか。何とか乗り切った。19:15終了

警察庁がアルコール依存症の警官へ指導を強化するという。事件を起こした警官は以前から過度の飲酒を指摘されていた。組織はプライベートの壁を乗り越えてまで指導できず事件を起こしたとの由。アメリカのドラマを視ていると、アルコール依存症の患者(適切かどうか知らない)を複数人集めて遺体を見せるシーンがある。飲酒運転でひき殺した遺体。検視官が患者たちへ説明して酒をやめるように忠告する。アルコール依存症を治療するプログラムの一環らしい。みんな遺体から目をそむける。これはドラマであって事実かどうか知らない。ただ、アメリカはアルコール依存症を「人」にフォーカスせず、「症状」と認識して、システムを構築している。システムが依存を世間から除去する。プログラム。依存症の治療を個人の力にまかせない。日本の警察は最もシステム化された組織であるはずなのに、個々の事象は個々の裁量にまかせていたのかと今回の一件で受け止めた。だとしたら、危機管理が甘く外部から観察できない危険な公共機関だなと思う。

昼食はお米パン1/2。夕食は美味の集合体。美味だけしか登場せず、美味でなければエントリーできない。すばらしかった。久しぶりに自己ルール(ビール一杯の酒量相当)をやぶり、ビール一杯とワインを飲んだ。ルールは必ず破られる。F先生とスタッフ2名、時を過ごした。感謝。

往復の電車の中で 私とは何か さて死んだのは誰なのか を読了。凄まじい。唯一無二の思考する人。絶対忘れない人。もっと読みたかった人。