一流

2009.11.28 曇り

なかなか爽やかな天気がやってこない。晴れの予報でも太陽は雲に隠れてしまい、柔らかい日差しが地上へ届かない。冬の天気はこんなものかなと思うけど。

午前中、O先生のミーティングに備え最後のチェック。 サイトのサンプルに不備はない。ただ、今回は寝かす期間が短かったので、自分が制作したサンプルを初見の感覚で眺められなかった。文章でも同じことがあてはまり、作成した文章を数日、ゆとりが週単位で寝かせたほうがよい。寝かせると、制作した時とは異なる視点を得られる。その視点から制作を検証する。

昼から神戸へ。約束より1時間前に到着する予定の電車。大阪駅付近でO先生から電話。前の仕事が早く終わったから早めに到着するようだったらいつでも来てくださいとのこと。よかった。車中で『死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)』 エリザベス キューブラー・ロス を再読。

15:15からミーティング開始。サイトリニューアルにあたりO先生のコンセプトとヒアリング。O先生の症例は世界のエンドドンティストから評価されている(との由)。世界の最先端から評価を獲得する症例を眺めていて超一流の意味を少し理解できたと感じた。ミーティングでは英語の文献やプレゼン資料を拝見する機会がある。読めないけどイラストがついているのでなんとなく物語を理解できる。もちろん、それはO先生が平易に説いてくださるから。

18:30にミーティングを終了。タクシーで移動。ディナをいただく。ワインと肉。ワインがとても美味しかった。これが一流の味なのかと納得した。肉は口にすればすぐにわかる。素材もさることながら調理が異次元。だからといって複雑なことをしていない。シンプル。

アメリカのエンドドンティストの講演や論文を拝見したとき、simplicity という単語が何度も登場した。シンプルであること。

今日、自分のなかでひとつの確信が芽生えた。