継起

2011.03.09 晴れ時々曇にわか雨

三九歳、三月九日、三時九分、一生で一度きりのサンキュウ。同じ歳の人たちはTwitterでつぶやいただろうなぁ。レミオロメン『3月9日』のリクエストが多い。iTunes storeでも急上昇。マイブームはケツメイシの『トモダチ』。毎年この時期に聴きたくなる。

穏やかな天気。気温は低い。晴れて曇ってほんのわずかな雨が降ったり。目まぐるしく変わる。酒 : 醤油 : 砂糖の比率は 3 : 2 : 1 と教えてもらったけれど安定した煮汁から遠い。難しい。

F社のSEO対策。アクセス経路がカオス。PC, タブレット, スマートフォン, 携帯電話…..。サイトによってはPSPやDS, PS3も加えられる。3年前はPCの解像度を想定した。800×, 1024×に四苦八苦したのがなつかしい。今やPC”だけ”の解像度を想定してとかって意味ないって思う。

これからのサイト運営は「フレーム」+「モジュール」と僕は考える。この運営方法は小規模組織向け。数百から数千万円の資金をサイトへ投入できるなら話の次元は異なる。

フレームは主となるサイト。モジュールはTwitterやYouTube、FacebookやFlickrなどのウェブサービス。フレームはモジュールを組み込む。

まず「フレーム」のサイト(以下、フレームサイト)を用意する。CMS系(WordPressやMovableTypeなど)での制作をおすすめ。CMS系で制作すればPC, タブレット, スマートフォン, 携帯電話のアクセスをコントロールしやすい。各デバイスに応じたインターフェースを用意できるから。

フレームサイトでは組織やサービスを紹介するだけでOK。もっとも重要な点は、アクションを促すテキストを記載すること。ユーザがフレームサイトへアクセスしてきたらアクションの率を高める。これがフレームサイトの目的。

たとえば歯科医院なら来院してもらう、旅行のサイトなら問い合わせてもらうなど。ブログをフレームサイトで書いてもよいしモジュールサイトでブログを書いてもよい。

次は「モジュール」を用意。ブログを書く、Twitterでつぶやく、Flickrに写真を掲載する、YouTubeに動画をアップするなどそれぞれのウェブサービスごとにコンテンツをつくる。そこからフレームサイトへユーザを導く。

たとえば旅館のサイト。旅館のサイトは綺麗な写真を使っている。それが仇になる。時に写真が綺麗すぎる。芸能人と同じ。フォトショップで加工しすぎ。質感が実物と異なる。あんな肌の人間は少ない。あんなウェストのくびれの人間は少ない。ディズニーアニメなら綺麗な部屋と食事を用意するだろう。

動画を撮影する。温泉の入り方や各設備の使用方法を動画で紹介する。館内を撮影する。スタッフの方々の現場を紹介したり。それらのコンテンツをYouTubeの専用アカウントで管理する。写真はFlickrへアップ。お客さんやスタッフ、お料理、アメニティグッズ、イベントなど掲載許可がおりている写真をFlickrで管理。

どうしてFlickrで管理するの?

女将さんがブログを更新する。ブログを読む。写真は各エントリー事に分かれている。スライドショーで眺められない。Flickrの写真をリンクすればブログを読んだユーザはFlickrでまとめて閲覧できる。フレームサイトの写真もFlickrから組み込めばよい。

フレームサイト → モジュール → フレームサイト → 最終のアクション、という導線とモジュールサイト → フレームサイト 別のモジュール → フレームサイト → 最終のアクション 、という導線を想定してコンテンツをデザイン。

フレームサイトはシンプルに。モジュールはインタラクティブに。コンテンツはニッチに。無駄に「無駄」を演出してエレガントに。クールに。