軽重

2011.11.26 晴れ

週末の寝坊はSteely DanやIncognitoがお似合い。Steely DanのPeg、Lyricsバージョンで軽めのブランチ。最高。

歩いて大津パルコへ。無印良品でお買い物。生成りの綿ボーダーTシャツを購入。2,980円の10%OFFなり。CoCo壱番屋で遅めのランチ。ライスは200gに減らして辛さは3で。外食が減った。イレギュラーなお付き合いをのぞけば、自らすすんでの外食は、ツキイチのココイチか大阪遠征のインデアンカレーぐらいか。ツキイチの外食でも母親に言えば「贅沢」になるでしょう。

大津パルコ、無印良品とユニクロとg.uとABC MARTは集客力ありそうだけど、それ以外の店舗はどうなんでしょ? ユニークやオリジナルな店舗は撤退している。いれかわってNEW OPENできてるけどね。

スーパーの売場が改装された。使い勝手がとてもよくなった。導線が改善された。通路が広くなった。商品のカテゴリーが整理されて関連商品が一カ所にまとまって買いやすくなった。特に通路が広くなったのはありがたい。周りを気にせず商品を見られる。

物理的に売場面積を広くできない。通路を広げて導線を改善するなら、何かを削らなければならない。決断が求められる。過去のデータから判断する。決断は未来に対して下される意思である。結果はあとから数字になって表れる。

Lake Biwa
*RICOH GR DIGITAL II *28mm f/2.4

歩道の柵がなければなぁ。この道路を通るといつも感じる。撤去したら危険だから実現不可能な要望。でも撤去されたら風景が変わるだろうなぁ。

殺風景と質素な風景は違う。空白があるとそこに何か埋めたくなる。空白があれば特売品や売り込みたい商品を置きたくなる。ひとつ置けば、二つめも置きたくなる。通路をどんどん狭める。

室内も似ている。物が置いてあるのに殺風景な院内と必要最小限の物しか置いていないのに心地よい空間の差異は、空白のコントロールだ。空白を余白のまま残しておける決断と空白を埋めなければいけない判断。決断と判断のマネジメント。

整理整頓はあるべき場所に必要な分だけあるようにすることじゃないかな。

正法眼蔵随聞記 六 十二 泉大道の云く

正法眼蔵随聞記 ちくま学芸文庫 P.362

法に軽重なし。情愛に浅深あり、とある。仏法において物に軽重はない。人間の分別判断と、好き嫌いに深い浅いがある。

執着しない。金玉と瓦や石ころとを等しく見る。これが「壁」だなぁ。この壁を取り除けない、否、はなから取り除く気がない。もう服は充分あるよ、って思っても2,980円の服を買っちゃう。本も読んでしまう。音楽をダウンロードする。それらを生活の潤いだって自己満足させて。

「執着」という概念そのものを自分の中から消し去る。単語としては存在するけれど、自分のなかでの概念としては存在しない、そんな状態を意味するのかなぁって言葉遊びする。

すごいや、やっぱり。