2014.06.07 小雨のち曇り
Tracy Chapman – Fast Car でスタート。決断は、決めて断つと書くけど、何から断つんだろう。時間? もの? 精神? 何かを決めることは知らずに何かを断っているとか。
人間ドックの結果がポストにくしゃっとおりたたまれていた。さっそく開封。要精密検査。ドックのときからたぶんそうなると聞いていた。赤字でD2の印字。うまく配色されている。要医療は橙色、治療中は緑、軽度異常ありは青。
おもしろいもので身体の綻びがひとつ見つかると生が際立つ。事々しい言い回しであるけれど、「一病息災」素材100%が肌になじむ。10代後半ふとしたきっかけで、頭のデスクトップにはった付箋紙、生きるとメモ書きされている。
爾来、”いま”と”ここ”にあこがれてじたばた。そらそうです、不惑をこえたからって道元禅師の境地にたどり着けたら、世界地図から国境は消されて、地上はオメラスかも。ただし地下室に子供は閉じ込められてないよ。
自分の身体が数値化される。
まるでSNSみたい。ずぅっと前、どれだけ押してもらえるかをうれしそうに話す様子を拝見した。自分から遠く離れた座標軸に位置するひとが目の前にいる。あたりまえすぎて辞書をひかないみたいにうっかりしてた。いらっしゃるんだ。それが現実。
そう思っていた私は冊子になった結果をみる。数字とにらめっこ。私も数字を見てる。その方と同じだった。関心は「どれだけ」である。ばかばかしいのに見てる。各項目の数値がなにを表しているのか知らないで。
あいかわらず文章が下手だから自分を卑下しているみたいなニュアンスだけど違う。呵呵大笑。おかしくておかしくて。
このおかしさはこれからの礎になりそう。なにかが綻んでいたり足りなかったから我を知る。いまで充分と思わない。ひょっとして充分と思ってしまうのは、基底に欲望があるからかもしれない。健全な欲望は受け入れるけど、大半は際限のない欲望である。
思い込もうとしていた「充分」を解放する。心身の反射にそそぐ。私は別々の場所に同時に存在できない。なんとなくわかってきたこと、なんとなく、水墨画の線よりうすくぼんやりしたなんとなく。
( あまつぶです。あめがべんちにおちてきました。あめにさわったことありますか? あめってどうしてふるんでしょうね。ふしぎなことがたくさんあります。 )
昼前に三宮へ出発。15:00から打ち合わせ。16:30に終了。先生との打ち合わせは密度が高い。なぜなんだ。わからない。早口で話していないし話題は定まらない。でも、確実に周りの温度はあがってる。まるで鉄板のナンバが演奏されたら全員が踊り出したライブハウスみたいに。あのあがった感がある。
確実に出力をせまるからと推察している。
受け売りや横流しでは通用しない。伝聞をパスしてもダメ。自分の考えた道筋をしっかり話すことをせまられる。
粘り気のある会話はわかりにくい単語をふくまないかわりに素材をこねる。ぐるぐるこねくりまわす。かわるがわる。二人称の視点が一人称の盲点をつく。頭より体が疲れる。姿勢が緩まないし耳と目をたえず前線に送りこんでいるからかな。
もっと確実に出力したい。
Comments
“一病息災素材100%” への4件のフィードバック
人間ドックの精密検査、大丈夫でしたか??
私もこの年は人生初の手術と入院を経験しました(^^;無理は禁物です・・・
経過観察でした(>_<)
手術と入院、とても気になります。
ほんと禁物ですね…。
経過観察なら良かったです(^-^)
私は大丈夫 、元気です(*^^)v
よかったです♪
ありがとうございます、教えてくださって。