売るつもりあるのだろうか?

「よく売っている子は、歩いている人の顔を見ている」

以前、祇園でタバコを販売していた社長にお聞きした言葉です。そのお店は、店前にタバコの自動販売機を置いてます。さらに店先にちょこんと座って売る、昔ながらの”対面販売”もしています。

不思議なことに、対面販売で売れる人と売れない人がハッキリしているそうです。

  • 売れる人:店先から通りを歩いている人を、じっと観察している。
  • 売れない人:ずっと本を読んでいるか、店の中をみている。

社長曰く…..

売れる子が外の人を見ていると、目があった人が吸いこまれるように店先にタバコを買いにくる

その話を聞いて意識しながら店内を見ると、おもしろい発見がまだまだあります。先日、某大手PCショップSでこの社長の言葉を思い出すことになりました。

ICレコーダーを買うためにお店に入り、売場でジッと商品を見つめながらしばらく検討していました。パンフレットの内容や他の商品との違いを自分なりに把握して、残りは店員さんに確認しようと、私は顔をあげて店員さんを探しはじめました。

店員さんを探す。………………..。店員さんを探す。ある販売員さんが私の前を素通り。「うそやろ???」とビックリしながら、再び探す。

普通なら買うのをやめるのですが、「必要に迫られていた+ルピーポイント使い切り」が目的だったこともあり、とうとうレジまでいって声をかけました。

この京都店は、以前から販売員さんの動きに気になってはいました。ただ、普段はPCパーツを買うことが多く、店員さんに聞くことなんてなかったので不便さを感じることは少なかったのも事実です。そこで、フト思い立ちPCパーツ売場で販売員さんを観察してみると、ヤッパリ…..。

立っている。立っている。

しかもどこか一点を凝視しているか、商品を見ているか、他のことをしているか、などなど。お客さんの顔を見ている店員は・・・、ご想像におまかせします。

ウーン、売っているのか、立っているのか、どっちなのでしょう?!