『ハーバードからの贈り物 (Harvard business school press)』 デイジー・ウェイドマン, 幾島 幸子
Remember Who You Are —– 邦題は、「ハーバードからの贈り物」。教授が自分の経験談や日常生活を事例にスピーチ。そこから得た教訓を学生に紹介している。教訓が心に残る。当然ながら、原題のタイトルのほうが著書のテーマを的確に表現している。
全15編。「フムフム、ナルホド」と読み進めれる。どの話も「至極ごもっとも」とうなづけるものばかり。
でも、この著書を
- 「なるほどなぁ。感動した。」
- 「当たり前のことやない。でも、あらためて聞くと納得。」
- 「素晴らしい!」
という感想になるか
「15編の一つ一つに本質が存在する。その本質は何か?」と常に自問自答しながら行動するか
は、どちらにころぶかでその後の自分に与える影響は大きく異なると思う。それだけ原理原則の話が、ギュッとつまったエッセンス。
何より一番驚いたことは、「エグゼクティブを強烈に意識した環境」という点。随所にでてくるフレーズは、
- 「君たちはこれから企業のリーダー….」
- 「君たちは独立し、社長になる….」
- 「君たちはこれから重要な役割を….」
前提が「社会のリーダーであり、エグゼクティブになることが約束されている」ということ。学生達がトップにたった時に、「あなたが誰であるかを忘れるな」って感じ。そして、「今日の話を思い出し欲しい」って含みをもたせてる。さすがキャリア社会の米国。
やっぱりスゴイですね。世界の最高峰は。日本の赤門の講義でもこんな感じなのだろうか?
当事者になってみないとワカンナイ。けど、こういう環境下で自分自身を奮い立たせるのもいいかもしれません。養老孟司先生がおっしゃってるように「真のエリート意識」を持つことも大切。
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