弱り目に祟り目

内田樹先生の洞察力に富んだエントリーを読んで、おもしろかったので紹介します。

内田樹の研究室
正しい歯医者の見分け方および昔のゼミ生と会ったときの適切な応対について


このエントリーの

歯科医に継続的に通院して適切な治療を受けるためには、「歯科医に行っても人格的欠陥を問責されない」という条件が欠かせないと私は思う。
人間は弱いものである。
「歯が痛い」と「私は愚かな人間だ」というふたつの事実(事実だから反論できない)に同時に直面できるほどタフな人間はあまりいない。
せめて一方の心的負荷だけは解除していただけないものか。

は、私個人の経験からいっても賛同できました。ホント、自分が放置した愚行は理解していて反論できないのに、人格欠損を問責されるとツライです(笑)。

以前、「9割以上は患者さんが悪い」と聞いたとき、凹みながら帰宅したのが懐かしいです。レアケースかもしれませんが、「9割以上はお客さんが悪い」と置換した場合、サービス業と同一視して良いものかどうか悩みました。

ほかにも夕刊フジBLOGの『「医師のあり方」を考える』は、同業者の先生に「ノー」を提言しているような感じがして、小気味よかったですね。