JICの約3割が「利用したい」、ソーシャルブックマークサービスとは? とSNS の「Commit4U」、ソーシャルブックマーク「spid.ero.us」と事業合併 の記事を読んで、SBSの使い勝手ってと広まったらどうなんのって疑問に。
SBS(ソーシャルブックマークサービス)はブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)をやっている方ならご存じかと。「ブックマークをインターネット側におくサービス」ってところですか。例えば、自分が利用しているのは、 del.icio.us。
日本でも今まで類似サービスはあったけど、これらとSBSの違いがいくつかある。del.icio.usでいえば、"インターネットにブックマークを登録するまでは同じ"だけど、
- ブックマークを共有する(オープン)
- キーワードでつながる
- 人がつながる
1.は文字どおり。従来は自分だけのクローズドなブックマーク登録サービスがほとんど。ところが、SBSは自分が登録したブックマークは誰でも閲覧できます。手前味噌ながら、del.icio.usには、このブログが登録されていて、そこから訪問されるユーザーもいるし。なんか世界とリンクって意味もない喜び:-@
2.は、メタタグとよばれるキーワード指定機能。たとえば、このブログを「blog」というメタタグで登録する。すると、他の人に「blog」というメタタグがある場合、リンクでつながって、そちらも閲覧できる。
3.は、例えばAというニュース記事をブックマークすると、同じ記事をブックマークした人のユーザIDがリストとして見えるので、ユーザIDのタグをクリックすると、その人が最も新しくブックマークしたリストを閲覧できる。
なんかまさに「リンクする」って感じがするんだけど、私だけ?
で、冒頭の記事を読んでいると、SBSを利用したい人がある程度いて、さらにSNSを提供している会社が、SBSを合併したり吸収しようとする動きが、2005年のトレンドになるっていわれている。
ここでフト考えたのは、「新たな販促チャンネル」になるのかなぁってこと。まず、SBSを利用している人の情報リテラシーが比較的高いという前提になるけどね。
上図のようなフローで販促チャネルにならないかって感じ。でも、コレって前提の定義があやふやだし、さらにどれぐらいのパイがあるか不明。だから検索サイトなんかと比較されるとボロボロだな。
ただ、今まで知られなかったような"マイナーメジャー"のお店を知るキッカケになったり、リピーターになる可能性が見込まれるユーザーが訪問してくれるのではないかと甘い期待もあったりなかったり。
と言いつつも、そもそもそんな口コミ的なブックマークをユーザーがするかどうかなんてワカランからフト考えたこと自体が愚考だったりするわけでと堂々巡りにハマッタ:’-)
まぁSBSもいくつか問題点があるわけで。例えば、
- サイトにアクセスしてブックマークする手間
- SBSのサービスが継続されるかどうかの不安
- 共有するメリット
ってところ。いかにユーザーにこれらを克服できるベネフィットを訴求できるかが腕のみせどころになるのかな。