What do you think of my brochure

Seth Godinのブログに興味深いエントリーが。題して「Q: What do you think of my brochure」。辞書を引き引き読んでいるうえ理解力が乏しいから、間違っていたらご指摘を:’-)

Sethは、エントリーの表題について、「そんなの読まないよ」って答えている。ただし、重要じゃないと言っているのではない。あくまで「読まれないよ」。ラッキーにも写真を一瞥してくれたり、数カ所読んでくれるかもしれないけどだって。

特に小冊子を作るなら次のツボをおさえておけっていう6つのリストがおもしろい。

overinvest in paper and design. Spend twice or even ten times more than you planned. If you can’t afford to do that, don’t have a brochure. Especially if your competition does.

これ心あたりあるなぁ。何というか小冊子マーケティングがトレンドになって猫も杓子も小冊子を作っている。手作り感がいいというマーケッターの言葉にならって、ざらざら感のある用紙に手書き風のデザインをやったりしているけど、正直、ビビットでないと思う。「ねらい」がわかってしまう。念のためテンプレ、外連味のないというか衒いのない「手作り」は琴線に触れるのは言わずもがな。

そういう小冊子を見るといつも思うのは、

  • シンプルでスタイリッシュなもので
  • デザインに目をむけて
  • 自社を宣伝するのじゃなく、「事実」だけを表現して

「へぇ〜、なんだろコレ、おもしろいな。調べてみよう」って興味を喚起すればいいのにって感じてしまう。

そんなことを考えながら読んでいると、Sethが一刀両断。

  • use testimonials. With photos. Short captions. It’s hard to have too many of the good ones.
  • show, don’t tell. Don’t say you have a tranquil setting… I won’t believe you.

もちろんTPOもあるだろうけど、案内文や広告、小冊子って「引き算」じゃないかなぁ。目的が決まっていたら必要最低限でかつストレートなものだけを表現する。あとは、それを表現する構図をどうするかに注力する。

そして、”それ”を読んだ人たちが、駆り立てられたとき、「交流する」チャネルをどれだけたくさんもっているかが大切じゃないだろうか?