世界遺産と新幹線は何が違うのだろう

滋賀県知事:琵琶湖の世界遺産登録目指す意向表明

嘉田由紀子・滋賀県知事は4日の年頭記者会見で、琵琶湖の世界遺産登録を目指す意向を表明した。庁内にプロジェクトチームを設ける方針。「ハードルは高いが、活動を通じて琵琶湖の価値を発信する機会にしていきたい」と話している。

レイヤーが違うからとんちんかんだろうけど、何だか新幹線と同じように映る。仮に世界遺産に登録されたとして、いつものように琵琶湖を眺めても変わらないわけで。

「世界遺産」というラベル。信仰の問題。そのラベルを貼れば外から人を招きやすい。他方、思考停止を招きかねない。

そも世界遺産と判断する基準。その基準を自分のなかで咀嚼せずに画策するあたりに疑問。世界遺産のラベルは人が主語。琵琶湖を主語にしないと価値を創出できないと思う。で、”自然”の琵琶湖に闖入する人が持つ武器は知性。

で、もっとも知性を発揮するのは自分の基準を疑い続ける「知性」だと思う。