再編

2010.02.03 晴れ時々曇り

朝、目が覚めたら布団の中にいた。心臓を床に、膝を折り曲げて。外気に触れたくない、意思表示。部屋の中でも寒い。

午前中、S社のページを作成。午後からO先生のサイト制作。合間に雑務。行き詰まったらアクセスログを調べたり。アクセスログを見ていると、ブログやコラムのページは流入数が多い。検索エンジンにヒットしているから。ただし、ユーザの特性を注視しなければならない。情報収集の確率が高い。ユニークユーザが多いのにページビューが伸びないとしたら、情報収集しているユーザばかり集客しているサイトになる。これはこれでよいけれど、サイトの目的が集客+αならば、対策を打たなければならない。一人のユーザがアクセスするページ数を増やすこと、それとマイナなユーザ数を増やすこと。

02/02、京都へ行った時、OPAへ立ち寄った。ちょうど四条河原町の阪急が閉店すると報じられたところだったので、平日の客入りを目の当たりにしてOPAも厳しいかもなって印象。そしたら京都のビブレが閉店するとのニュース。こういった時、報道は再編という単語を使う。○○の再編につながる可能性がある、ってフレーズは自分が物心ついて新聞を読んできた頃から使われてきているし、たぶん切り抜きして再編を抜き出せば、「何回再編したら気が済むんだろ」ってツッコミたくなるほど再編なんてしてないんだろうなぁ。新聞のストックフレーズやテンプレートはいい加減再編したほうがよいと思う。

京都のOPAやビブレ、大津パルコなど、スーパー以上百貨店未満の若い世代向けテナント集合施設はこれからも厳しいと観察。この3つの共通点は、とにかく若い人が好みそうなお店を集めろって感じだけで、コンセプトやデザインがない。20年ほど前と比較すると、物と色とルックスが豊かになった。今の10代や20代前半の方々はそういった環境で育った。そんな方々に何もデザインされていないお店を寄せ集めても集客できない。やるなら、無印みたいなえげつないぐらい「無印はなにもデザインしてませんよ」って嘯くぐらい徹底的にデザインした複合施設でないとつまらない。ただ物を買える複合施設は百貨店で充分だ(購入価格帯の問題が残っているけれど、ってそれが一番重要なのか?)。

売場にたくさんの従業員が配置され、一見すると余剰人員かと思わせておいて、実は売り上げが増加しているスーパーや品揃えが豊富を超越して客からの要望をすべて仕入れるスーパーとか、あと、3-5坪ぐらいの雑貨屋さんが集まったプレハブとか、コンセプトとデザインが伝わってくる、否、伝わってくるのではなく、気づかせないほど練り込まれた設計の店舗、そういったお店がこれから爆発的に成長しなくても地域や観光から受け入れられると妄想。久しぶりの京都はそう考えさせてくれた。