原点

2011.01.03 晴れ

今朝はKC and the Sunshine Bandの”That’s The Way I Like It”でスタート。原点、って言葉をスルーしている私の原点。この曲でFunkに傾倒した。ここからEarth, Wind & FireとAretha Franklinへ一直線。

年賀状をいただくのでお正月を認識する。05:00から05:30ごろに目が覚めて単語を聴いて朝食の用意、豆をミルで挽いてプレスして飲む。

食料品が高騰するので困る。野菜の値段にびっくりした。「ブロッコリーに何がおきたんや」ってつぶやいたら、そばにいた年配の女性が笑っていた。たぶん同意していただけたのでは。298円ですぞ、ブロッコリー。もちろんブロッコリー農家のみなさんには失礼な物言いかと存じますが、それにしても298円は…..ry

C社のサイトを練り直し、M先生のサイトをWPで作り直す。設計に時間を割く。手が遅いといわれても設計をおろそかにできない。自分の売りは設計だから。

5,6年はいている靴のひもをとりかえたい。靴紐の色をかえるだけでちょっぴりうれしくなる。ごはんのお皿を変えるのと同じ質感。日常のモノクロが少しの間だけビビットカラーに映る。3日後にはモノクロへ戻るんだけど。

3日といえば、いくつかの本に引用されている実験がある。上下が逆さまに見える眼鏡をかけて生活すると人間はどうなるか。結果は、慣れるらしい。3日ほどで。実験終了後、眼鏡をはずすとふたたび混乱がはじまる。これも数日で慣れるらしい。

ほんとかどうか知らない。原典の論文にあたっていないので詳細を知らない。小説に引用される「この手」の引用は、実験の目的や詳細、結果を正確に記述していない可能性があるので、原典にあたらなければならないけれど、要は「脳はだまされやすくなれやすい」と言いたいみたいだ。

Is the traditional business card dead? | Webdesigner Depot がおもしろい。従来形式の名刺は終わりつつあるんじゃないか?って議論。デジタル空間のあちこちに”about me”があり、”about me”サービスもある。だとしたら、所属と名前が記述された名刺は必要ないよねって話。名刺の役割がかわる。名刺は新しい販促ツールだねって感じかな。日本でも目にする「アート系」の名刺が掲載されている。

フリーランスになったとき、「シンクセルの」と自己紹介したら目の前がひらけた。自分で考えた屋号を名乗れる嬉しさとこれからの不安。やがて違和感をかかえはじめた。屋号の重要性を痛感したのにindependentだし、一人でやってるから私は私だしって自己への抵抗。

そう感じはじめてから名刺を何度か変えた。いまの名刺は名前とメールアドレスと携帯番号を印字している。他は印字していない。裏は自分で撮影した琵琶湖の写真。充分だと自己満足。削り落とした名刺を眺めて、「信用」も削り落としたと認識した。信用とは、名刺に「定型」が印字されているカタチなんだ。先入観の結晶体が不安である。

会計事務所で経営コンサルタントのまねごとをしていたとき、名刺を忘れたことがあった。上司から刀を忘れて戦場に行くようなものだと失笑された。ひどく落ち込んだ。

いま名刺を持ち歩かないほうが多い。

名刺は信用を支配している。