日の出まえの町中を足早に歩く。東の空は淡い紅色にそまりはじめる。雲は朝帰りでもしたのか、ほのかに酔っ払っていた。湖岸に着いた。まれに見る好条件がそろったとき、身震いするような湖面が現れる。身震いするは誤用ではない。美しさ… 続きを読む 自分を消せない間は見られない
カテゴリー: diary
向こう側の景色
お昼ごはんを食べて公園を散策していたら若いご夫婦とすれちがった。20代とお見受けしたがわからない。奥様が生後数ヶ月(当てずっぽう)の赤ちゃんを抱っこしておられて、赤ちゃんへしきりに話しかけていらっしゃる。一瞥を投げただけ… 続きを読む 向こう側の景色
一つ
今朝の空は朝焼けを遮っていた。日の出がわずかに見えた。風が立っているからさざめく湖面。琵琶湖の表情は毎日違う。朝と夕でも変わる。 うつろいを望めば、変わりゆく景色に心を重ねる。自然の「ちがい」は、私のなかの「おなじ」を労… 続きを読む 一つ
自分のために何かを続けることはできない
「習慣は第二の天性なり」 習慣を広辞苑で調べた。例示されていた。習慣の意味は二つある。一つは慣習。冗談かと思ったが、そう書いてある。もう一つは「(心)反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる固定した行動」とあった。… 続きを読む 自分のために何かを続けることはできない
ひとつをひとりへとどける
新・映像の世紀 第6集の録画を視聴した(再放送は4月5日(4日深夜) 午前0:10)。 誰もが撮影者となり、世界のあらゆる出来事が映像化される時代。スマートフォン、監視カメラ、そしてYouTubeには1分間に400時間を… 続きを読む ひとつをひとりへとどける
電車は車窓を車はプライベート空間を
菜の花をよく食べた。そろそろ入荷もしまいなのか、色が褪せて花が咲いてる。ちぢみほうれん草も懐を気にしながら食べたが、陳列されている期間はほんとうに短い。新ジャガ芋、新タマネギが並びだした。スーパーの野菜もよいけど、車を所… 続きを読む 電車は車窓を車はプライベート空間を
人は変わると嘘を言って本当に変わる
三寒四温。日が長くなり、冬籠もりを終えた人々が、夕方の湖岸に現れはじめる。春の風が波を立たせる。釣り、散歩、ウォーキング、ランニング、キャッチボール、サッカー、ダンス、年代ごとの情景に感じられておもしろい。いつも撮影して… 続きを読む 人は変わると嘘を言って本当に変わる